ソファやカーテンも安心!手作り消臭・除菌スプレーの簡単レシピ
布製品のニオイと雑菌、安心な方法でケアしませんか?
ソファやカーテン、カーペットといった布製品は、日々の生活の中で様々なニオイや雑菌が付着しやすい場所です。頻繁に洗濯するのが難しいこれらのアイテムは、知らず知らずのうちに空気を汚している可能性も考えられます。
市販の消臭・除菌スプレーは手軽ですが、「どんな成分が入っているのだろう?」と気になったり、小さなお子さんや敏感肌のご家族、ペットがいるご家庭では、使用をためらうこともあるかもしれません。
そこでおすすめしたいのが、安心できる材料で手作りする消臭・除菌スプレーです。身近な材料を使い、とても簡単な手順で作ることができます。成分が明確で、気になる化学物質を避けることができるため、ご家族が触れる布製品にも安心して使用できます。手作りスプレーで、お部屋の空気をクリーンに保ち、心地よい空間を作りましょう。
手作り消臭・除菌スプレーに使用する安心な材料
手作りスプレーの主な材料は、どのご家庭にもあるか、ドラッグストアなどで手軽に入手できるものばかりです。
- 精製水または水道水: スプレーのベースとなります。より長期間保存したい場合は精製水が適していますが、短期間で使い切る場合は水道水でも問題ありません。
- 無水エタノール: 除菌効果を高め、精油を水と混ぜ合わせるために使用します。アルコールですので取り扱いには注意が必要ですが、適切に使用すれば揮発性が高く、布製品に残りにくい性質があります。
- お好みの精油(エッセンシャルオイル): 香り付けや、精油の種類によっては消臭・除菌効果をプラスします。天然成分ですが、種類によっては刺激になる場合もありますので、慎重に選びましょう。
簡単!手作り消臭・除菌スプレーのレシピ
それでは、実際にスプレーを作ってみましょう。とても簡単な3ステップで完成します。
【材料】
- スプレーボトル(ガラス製またはPP、PE素材のもの): 1本(100ml程度)
- 精製水または水道水: 90ml
- 無水エタノール: 10ml
- お好みの精油: 5~10滴
【作り方】
- 清潔なスプレーボトルに無水エタノール10mlを入れます。
- 次に、お好みの精油を5~10滴加えます。エタノールと精油を先に入れることで、精油が水と混ざりやすくなります。ボトルを軽く振り、エタノールと精油をなじませます。
- 最後に精製水または水道水90mlを加え、蓋をしっかり閉めます。ボトルをよく振って全体を混ぜ合わせれば完成です。
【精油選びのヒント】
小さなお子さんやペットがいるご家庭では、使用できる精油に注意が必要です。一般的に安全とされている精油でも、濃度や使用量には配慮し、狭い範囲で試してから使用することをおすすめします。
- 消臭効果が期待できる精油: ティートリー、ユーカリ、ペパーミントなど
- リラックス効果も期待できる精油: ラベンダー、オレンジ・スイート、ベルガモットなど
刺激が強い精油や、小さなお子さん・ペットに影響を与える可能性のある精油(例: ティートリー、ユーカリ、ペパーミント、シダーウッドなど)は、少量に留めるか避ける、換気を十分に行うなどの注意が必要です。専門書などを参考に、安全な精油を選びましょう。無香料で作りたい場合は、精油を入れずに精製水と無水エタノールのみで作ることも可能です。
手作りスプレーの使い方といくつかの注意点
完成したスプレーは、布製品の気になる部分にシュッと吹きかけて使用します。
- 使用前にパッチテスト: 大切な布製品に使用する際は、目立たない小さな場所で試してから全体に使いましょう。水濡れに弱い素材や、色落ちしやすい素材には使用しないでください。
- 換気をしながら使用: スプレーを使用する際は、部屋の換気を十分に行ってください。
- 吹きかけすぎに注意: 布製品が過度に湿ると、かえってカビの原因になることがあります。軽く湿る程度にスプレーしてください。
- 保管方法: 手作りスプレーは保存料を使用していませんので、少量ずつ作り、早めに使い切るのがおすすめです。遮光瓶に入れ、直射日光の当たらない涼しい場所で保管しましょう。一般的に、精製水で作ったものは2週間、水道水で作ったものは1週間程度を目安に使い切ると良いでしょう。
手作りスプレーで安心・快適な暮らしを
布製品用の手作り消臭・除菌スプレーは、とても少ない材料と簡単な手順で作成できます。市販品の成分が気になる方でも、ご自身で材料を選んで作ることで、安心感を持ちながら布製品のケアが可能です。
この手作りスプレーは、ソファやカーテンだけでなく、カーペット、ベッド、布製のバッグ、靴の中など、様々な布製品のニオイや雑菌対策に応用できます。手軽に始められるこの方法で、ご自宅の布製品を清潔に保ち、より快適で安心な暮らしを手に入れてください。