環境にも手肌にも優しい!簡単手作り液体食器洗い洗剤レシピ
毎日の食器洗い。家族が口にするものに使う洗剤だからこそ、成分にこだわりたいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。市販の洗剤の中には、洗浄力は高いものの、手荒れの原因になったり、環境への影響が気になったりするものもあるかもしれません。
そこで今回は、ご家庭で簡単に作れる液体食器洗い洗剤のレシピをご紹介します。使う材料はシンプルで、手肌にも環境にも優しいのが特長です。短時間で作れて、安心して使える手作り洗剤を、ぜひ毎日の暮らしに取り入れてみてください。
手作り液体食器洗い洗剤の嬉しいメリット
手作り洗剤と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、今回ご紹介するレシピはとてもシンプルです。手作りすることには、市販品にはないいくつかのメリットがあります。
- 成分が明確で安心: 使う材料を自分で選べるため、何が入っているか全て把握できます。小さなお子様用の食器や、ペットの食器を洗う際にも、安心してお使いいただけます。
- 手肌への負担が少ない: 一般的な市販洗剤に使われる合成界面活性剤ではなく、天然由来の石鹸などを主成分とするため、手荒れが気になる方にもおすすめです。
- 環境に優しい: 主成分の石鹸は生分解性が高く、排水として流れた後も環境への負荷が比較的少ないとされています。エコな暮らしを実践したい方にとって、良い選択肢となります。
- コスト削減の可能性: 材料をまとめて購入すれば、長期的に見て経済的なメリットが期待できます。
材料について:安全性と選び方
このレシピで使用する主な材料は、液体石鹸とグリセリン、そして水です。それぞれの材料について、安全性や選び方のポイントをご説明します。
- 液体石鹸: 石鹸は、天然の油脂とアルカリを反応させて作られます。多くの石鹸の主成分である「脂肪酸ナトリウム」や「脂肪酸カリウム」は、生分解性が高く環境中に長く残りません。手作り洗剤のベースとしては、純石鹸分99%以上の無添加の液体石鹸や、カリ石ケン素地を溶かしたものが適しています。香料や着色料などが含まれていない、シンプルなものを選ぶとより安心です。子供やペットが使う食器にもお使いいただけますが、使用後はしっかりとすすいでください。
- グリセリン: 保湿剤として化粧品にもよく使われる成分です。洗剤に少量加えることで、手肌の乾燥を防ぎ、洗剤液にとろみをつけて使いやすくする役割があります。植物由来のものなど、品質の良いものを選びましょう。一般的に安全性の高い成分とされています。
- 精製水または浄水: カルキなどが少ない水を使うことで、洗剤の品質を保ちやすくなります。水道水でも構いませんが、より品質にこだわる場合は精製水をおすすめします。
簡単手作り液体食器洗い洗剤のレシピ
混ぜるだけでできる、とても簡単なレシピです。
必要な材料
- 無添加液体石鹸(純石鹸分99%以上のもの)またはカリ石ケン素地を溶かしたもの: 100ml
- 精製水または浄水: 150ml
- 植物性グリセリン: 小さじ1/2
必要な道具
- 清潔な計量カップ
- 材料を混ぜるための容器(ボウルなど)
- 泡立て器またはスプーン
- 保存用の空きボトル(ポンプ付きが便利)
作り方
- 清潔な容器に液体石鹸(または溶かしたカリ石ケン素地)を入れます。
- 計量した精製水(または浄水)を加え、泡立て器やスプーンでゆっくりと混ぜ合わせます。泡立ちすぎないように注意してください。
- 植物性グリセリンを加え、全体が均一になるようにさらに混ぜます。
- 清潔な保存用ボトルに移したら完成です。
使うときのポイントと注意点
- 市販の洗剤と比べて泡立ちが穏やかな場合がありますが、洗浄力には問題ありません。泡立ちが物足りない場合は、スポンジに直接少量を追加して使ってみてください。
- 油汚れがひどい場合は、先にキッチンペーパーなどで汚れを拭き取ってから洗うと、よりきれいに洗えます。
- 保存期間の目安は、環境にもよりますが、手作り品のため2週間から1ヶ月程度で使い切ることをおすすめします。変な臭いがしたり、分離したりした場合は使用を中止してください。
- 直射日光を避け、涼しい場所で保管してください。
まとめ
安心できる材料で手軽に作れる液体食器洗い洗剤は、毎日の食器洗いをもっと心地よいものに変えてくれます。手肌への優しさを実感したり、使う材料を選べる安心感を得られたりすることは、手作りならではの大きな喜びです。
この簡単な一歩が、ご家族の健康を守り、環境への負荷を減らすことにもつながります。ぜひ、ご家庭で手作り洗剤を試して、安心・安全なエコライフを始めてみてください。