安心素材で衣類ふわふわ!簡単手作り柔軟剤レシピ
市販されている柔軟剤には、様々な化学成分が含まれており、その成分について気になっている方もいらっしゃるかもしれません。特に小さなお子様や肌が敏感なご家族がいらっしゃる場合、毎日使うものだからこそ、できるだけ肌に優しく、安心できるものを選びたいと思われることでしょう。
手作り柔軟剤は、ご家庭にあるものや、安全性の高いシンプルな材料で作ることができます。成分が明確で、肌にも環境にも優しい柔軟剤を、ぜひ手作りで始めてみませんか。
手作り柔軟剤のメリット
手作り柔軟剤には、いくつかのメリットがあります。
- 成分がシンプルで安心: 市販品に含まれる可能性のある合成香料や界面活性剤などを避け、使用する材料を自分で選ぶことができます。これにより、小さなお子様や敏感肌の方の衣類にも、より安心して使うことが可能です。
- 好みの香りに調整可能、または無香料に: 天然のアロマオイル(精油)を使って、お好みの香りをつけたり、全く香りづけをせずに無香料の柔軟剤として使用したりできます。
- コストを抑えられる: 一度材料を揃えれば、市販品を購入し続けるよりも経済的に洗濯を続けることができます。
- 環境への負荷を軽減: シンプルな成分で作るため、排水として流される成分も少なくなり、環境への負荷を減らすことにつながります。
簡単!基本の手作り柔軟剤レシピ
ここでは、ご家庭でも簡単に作れる基本的な手作り柔軟剤のレシピをご紹介します。材料は薬局やインターネットで手軽に入手できます。
材料
- グリセリン: 大さじ2
- 保湿効果があり、衣類を柔らかくする役割があります。食品添加物グレードのものを選ぶと安心です。
- クエン酸(食用または掃除用): 大さじ1
- アルカリ性の洗剤で洗った衣類を中和し、ふっくらと仕上げます。殺菌・消臭効果も期待できます。
- 精製水または浄水: 200ml
- 不純物が少ない水を使うことで、柔軟剤が長持ちしやすくなります。
作り方
- 清潔な容器(ペットボトルやガラス瓶など)を用意します。
- 容器に精製水または浄水を入れます。
- 次に、グリセリンを加えてよく混ぜます。グリセリンは水に溶けやすい性質があります。
- クエン酸をゆっくりと加えます。クエン酸は水に溶ける際に少し発泡することがありますが、これは自然な反応です。
- 蓋をして、全体が均一になるようによく振って混ぜ合わせれば完成です。
このレシピは、作るのに5分とかからず、すぐに使い始めることができます。
手作り柔軟剤の使い方
普段お使いの洗濯機に合わせて、以下の手順でご使用ください。
- 全自動洗濯機の場合: 柔軟剤投入口に、完成した手作り柔軟剤を入れます。使用量の目安は、洗濯物の量によりますが、洗濯水30Lに対して大さじ1〜2程度から試してみてください。衣類の量や硬さに応じて調整してください。
- 二槽式洗濯機の場合: 最後のすすぎの際に、洗濯槽に直接、上記の目安量を加えてください。
アレンジ:お好みの香りをプラスする
無香料でも十分ですが、お好みで香りをつけたい場合は、天然成分100%の精油(エッセンシャルオイル)を加えてみましょう。
- 完成した柔軟剤200mlに対して、精油を5〜10滴程度加えます。
- よく混ぜてからご使用ください。
- おすすめの精油: ラベンダー、オレンジスイート、ティーツリーなど、お好みの香りで、かつ洗濯に適したものを選びましょう。
- 注意点: 精油の中には、肌への刺激が強いものや、色移りの可能性があるものもあります。特に敏感肌の方や小さなお子様の衣類に使用する場合は、精油の種類や量に十分ご注意ください。また、クエン酸は柑橘系の精油と相性が良いとされています。
使用上の注意点
- 保存: 手作り柔軟剤は防腐剤を使用していないため、市販品に比べて日持ちしません。作成後は冷暗所で保存し、1ヶ月程度を目安に使い切るようにしましょう。
- 容器: 清潔な容器を使用し、使う前に軽く振ってからご使用ください。
- 肌への影響: 万が一、使用中に肌に異常(かゆみ、赤みなど)が現れた場合は、すぐに使用を中止し、医師にご相談ください。
まとめ
手作り柔軟剤は、安心できるシンプルな材料で、驚くほど簡単に作ることができます。市販品の成分が気になる、肌に優しいものを使いたい、コストを抑えたい、環境に配慮したいといったニーズにお応えできる方法です。
この簡単なレシピを参考に、ぜひ一度手作り柔軟剤を試してみてください。安全な素材で作られた柔軟剤で洗った衣類は、ふっくらと心地よく仕上がり、きっとご家族皆様に安心感をもたらしてくれるでしょう。日々の洗濯に、エコで安心な手作りの選択肢を取り入れてみませんか。